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第5回 おしゃべり会が開催されました


日 時: 2016年10月25日(火) 13時00分~15時00分 会 場: 駒込病院 3F患者サロン テーマ: 「アピアランス」ケアについて 講 師: 駒込病院内美容室「こもれび」 是枝店長

     ウイッグ、爪のケア製品、脱毛のケア製品、帽子等を展示しました。

内容のポイント

1.現在、病院と共に取り組んでいること

資料「抗がん剤治療を受ける皆様へ」は、乳腺外科の医師と共に作成したものです。

乳腺、婦人科は、通院での治療が主なので、アピアランスケアが即必要となります。抗がん剤の種類によって、脱毛の状態が異なるため、美容室では一人一人に合ったケアを提供しています。

治療中、もしくは治療終了後一年前後の患者さんを中心に、アピアランスケアを行っていますが、今後は社会復帰している方々も気軽に相談できるようなサービスを提供していきたいと思っています。また、情報提供の場が美容室のみなので、「支援センター」の設置が理想です。また、エビデンスが少なく臨床結果がないため、時間をかけて試しながら確立していく分野です。

2.美容室へ来る患者さんの相談について

相談が一番多い内容は、男女共、脱毛(頭皮、眉毛、まつげ)です。医療用ウイッグも紹介していますが、医療費控除や保険適用等、日本はまだまだ遅れており男性用はありません。外出時は、かつらの他に帽子、ニットキャップ等の工夫ができ、帽子はオーガニックコットン製がお勧めです。また、脱毛時の使い捨て・紙製・キャップは画期的です。

爪のケア

爪切りを使用した後は、ヤスリで整え、保湿を心がける。変色や割れが気になる時は、マニュキア、ベースコートでカバーしましょう。(除光液は水溶性のものを選ぶ。) 

 

参加者の声

質問

Q1.抗がん剤で、肌が退色しているがケアの方法はありますか。

→元気が出るようなメイク方法は提供できるが、皮膚科を受診してみることをお勧めします。

Q2.日焼け止めについて

→長時間落ちにくいものは肌の負担になるので、表示を確認するとよい。SPF25で大丈夫です。

Q3.血液内科の医師と情報を共有することはありますか。 

→乳腺、婦人科と異なり血液内科は入院が長期なので、入院中の必要性をそれほど感じていないのかもしれません。

Q4.「美容室」は女性のイメージが強く、男性が入りづらく相談できないので、理容室を併用できないでしょうか?

→「理容室」を設置するためには、病院側の基準等があるので難しいとのことです。

是枝店長より

情報提供の場を増やすために医師への報告会を設けています。今回の勉強会も報告いたします。

 

次回開催のお知らせ 12月20日(火)第6回おしゃべり会は、「がん治療及び移植後の口腔ケア」をテーマに、歯科口腔外科 山内智博先生をお迎えして、お話を伺う予定です。

みなさまのご参加をお待ちしています。

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